5月例会 報告

「多様なサプリメントの現状-ラインナップ別の真偽-」

 

開催日 平成30515日(木)

講師   Real Style  サプリメント事業部

上野 拓人 氏

 

 

 スポーツ選手にたいする栄養サポート現場では、多種多様なサプリメントを理解して個々の選手に対応する必要があります。

  Real Style  サプリメント事業部の上野拓人氏をお招きし、ラインナップ別の真偽をふまえたサプリメントの現状についてのお話をうかがった。

 サプリメントには栄養の側面を期待されるものや機能の側面を期待されるもの(エルゴジェニックエイドともいう)またその両方を期待されるものがあり、それぞれを分類して示された。サプリメントの種類、それぞれのサプリメントが持つ機能、期待されるベネフィット、摂取タイミング、摂取量について表1の通りです。

  サプリメントの問題点としては、サプリメントの機能=効果という誤った認識がある。機能は働きであり、効果は結果である。たとえば、プロテインを飲むと筋肉がつくというような誤解が多い。誤った認識がアスリートに悲劇を招くことがある。

 

 効果を謳ったサプリメントの使用はドーピングに繋がることがある。プレワークサプリメント(トレーニング前に摂るサプリメント)は「がんばるぞ」という気をおこさす興奮剤がはいっていることがあり、アメリカの製品にはその興奮剤がドーピングに抵触するようなものであることがある。そのようなことにならないよう、JADA認証製品、国内製造サプリメントのような安全な商品を使うべきである。